お気に入りを満喫するお部屋づくり

 例年より少し早めの花便りの中で迎えられた新生活・新年度、皆さんはどのようにお過ごしでしょうか。何かとバタバタしがちな季節だからこそ、お家でしっかりと体力を回復して元気を維持したいですよね。そんな生活しやすくて、元気になれるお部屋を作るには2つの方法があります。1つはモノを残しつつしっかりと収納・管理する方法、もう1つはモノを少なくする方法です。そこで今回はモノを残したい派とモノを少なくしたい派それぞれの「お気に入りを満喫するお部屋づくり」をご紹介いたします。

リビング・お部屋エリア

【モノを残したい派】

大切なモノが数多くある人にとっては、ディスプレイも重要になりますので、まずは「ディスプレイするエリアはここ!!」と決めてしまいましょう。オープンシェルフやディスプレイラックなど、「ディスプレイの為だけの場所」があると尚良いですね。お部屋の中に雑貨屋さんの1コーナーを作るつもりで、満足のいく空間を作り上げましょう。
洋服や実用品の場合もショップのディスプレイを意識して、吊るしたり、棚に飾って収納する方法がおすすめです。

やりがちNGポイント
ちょっとした空いているスペースにディスプレイしてしまう

タンスの上や本棚の隙間など空いているスペースについつい置いてしまいがちですが、分散して置いてしまうとお手入れが難しくなり、しかも雑多な印象を与えてしまいます。「物置き」にならないように意識して配置しましょう。

【モノを少なくしたい派】

モノが少ないメリットは何といっても多目的ルームのように空間をフレキシブルに活用できることです。1人暮らしであれば、椅子や1人用ソファなどの家具を動かすのも簡単なので、過ごしやすい季節は窓辺において開放的なリゾート風に、冬は暖房の側において暖かみのあるナチュラルカフェ風に、季節によってお部屋の雰囲気や機能を替えられます。これからモノを減らしていくのであれば、雑貨類から仕訳けていきましょう。洋服はクローゼットに収まりきる分だけを持つなど、ルールを決めておくのも良いですね。

やりがちNGポイント
他の人のモノを捨ててしまう

せっかくお部屋がスッキリしてもギスギスした嫌な思いが残ってしまっては悲しいですよね。他の人のモノを移動・処分する際は、必ず許可を取ってからにしましょう。

キッチンエリア

【モノを残したい派】

キッチン用品や軽量の保存食・おかし類、掃除用具などには吊るし収納がオススメです。キッチン用洗剤や調味料などの種類が多い場合は小さめの容器に詰め替えたり、パッケージをはがすだけでもスッキリとした印象になります。

やりがちNGポイント
吊るしっぱなし収納にしてしまう

 キッチン周りは油が飛び散ったり、ホコリによる火災の危険もあります。吊るし収納をする場合はこまめに出し入れするようにましょう。

【モノを少なくしたい派】

キッチンアイテムは1つの役割につき1つを残していくことを心掛けましょう。また、「圧力鍋で炊飯するから炊飯器はいらない」など、無くても大丈夫なものは敢えて持たないという選択もスッキリを維持するコツです。

やりがちNGポイント
「モノを減らすこと」を目的にしてしまう

モノを減らすこと自体を目的にしてしまっては本末転倒です。食料品や生活用品のストックなど災害時や緊急時用のモノ、自分の生活を豊かにするモノはできるだけ手元に残しておきましょう。

 今回は「お気に入りを満喫するお部屋づくり」をご紹介しました。家族が多い場合、家の中の動線を阻害しないように考えて、その上でそれぞれのお気に入りを生かせるエリアを決めることを心掛けましょう。
沢山のモノに囲まれる温かみのある生活が好きな人もいれば、厳選したモノとスッキリとした生活が好きな人もいます。人それぞれの心地の良い空間を大事にして、その上お気に入りを満喫できれば、きっと忙しい新年度も楽しく乗り切ることができます。お気に入りのモノと一緒の心地よい空間で、皆様が元気に楽しくおうち時間を過ごせることを願っております。



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